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FXのアービトラージは個人でやるのはむずかしい

アービトラージというのは裁定取引とかさや取りなどと呼ばれています。
一回あたりの利益は非常に小さいのですが、高勝率で利益を積みかさねる手法で、そもそも株式投資や商品先物の世界で先行して行われてきた取引手法で、ヘッジファンドなどもいまだに行われているものです。
これをFXの世界でもやろうというのがFXのアービトラージですが、かなり多額の資金を利用しないと個人の小さな資金でやること自体に無理があり、しかも実際にやってみますと、ある条件がそろった中で行わないことには個人が小額の資金で行うものとしてはあまり妙味がないというのが率直な印象です。
通常この裁定取引は本来一つの価格を形成しなければならない市場で、価格の上下からおこる歪みにより一瞬1物2価の状態が生じるところを利用して安いところで買っておき、高いところで売っておけばその佐が常にリスクのない利益になるという発想で、実際に市場では行われている手法です。
ただ、原資が非常に大きくないと利益自体もまとまらないためヘッジファンドなどは人から集めたお金を利用してこうした取引に多額の資金を活用して薄い利益を確保しており、そもそも個人投資家がひとりで小額でやって儲かる仕組みではないところにまずエントリーにおける無理があることを強く感じる次第です。
また、FXの場合には、二つの業者を利用して買いと売りの差をとっていくことが基本となりますが、たしかにFXの場合には業者と投資家の間の相対取引ですので、業者ごとに提示される通過ペアの売買価格は微妙に異なります。
したがって安い価格の業者で買いを入れ、高い業者で売りをいれれば理論上は鞘取りができることになるのですが、実際目視によってそれを行うとなりますと、実は業者間でスプレッドが異なり、しかも瞬間的にこのスプレッドが広がってしまうという予期せぬ事態に直面することもあるため実際のサヤが非常に小さかったり実は逆ザヤになっていることすら発生するのが実際に2社をつかってやってみた結論です。
見よう見まねで個人がやってみても、うまくいかないという感じです。
またこうした歪みがおきやすいのは市場のボラティリティが高く、上下に激しく動く上限とか下限とかの瞬間ですから同時に売買するのはなかなかの至難の業ということになります。
最近ではこうした裁定取引を自動売買でこなすソフトもでているようですが、高レバレッジ取引で最低1億とか10億とか投入しなくては、なかなか妙味がないのが実際にやってみたときの率直な印象です。
したがって多額の資金を用意することと、高いレバレッジで取引できる業者をそろえて、1000倍のレバレッジを利用して100万円ぐらいを投入しておこなえば、妙味がある取引方法ではないかと思います。
逆に1000通貨単位程度で2社を利用して行うというようなものではないことだけは確かです。
いまのところ、成果がでにくい裁定取引ですが、プロのヘッジファンドなどでも外部から資金調達をして行っているケースが殆どのようなので金利があがると妙味が薄れるという別の成功要因も発生しているようです。
個人が行うときには以上のようなことをよく考えて実施に移していくべきでしょう。

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